産卵のためにやってくるモンコウイカ
遠州灘の春遅く産卵のためにやってくるのがモンコウイカ。
美しいモンコウイカ(スミイカ)は、舞阪漁港で3月解禁のタイ網漁の網にかかり水揚げがはじまります。
その一部はやや遅れて浜名湖にも泳ぎ入り、浜名湖に多い藻場に産卵します。
遠州灘・浜名湖の特産のイカといえばモンコウイカ(一部コウイカ)です。
ルアー釣りの対象としても人気
長い胴の中に甲を持ち、脚が短いのが特徴で軟らかく、浜名湖内では岸辺にもやってくるためにルアー釣りの対象として人気があります。
オス・メスが一緒に泳ぐため、一パイを見つければ対のイカが近くにいます。
別名スミイカと呼ばれるように大量のスミを吐き、活きているものは吐くスミに注意が必要です。
浜名湖の岸辺が真っ黒なスミで汚れていたらそこで釣られたことがわかります。
刺し身をはじめさまざまな料理でおいしいモンコウイカの水揚げは、夏の始まりまで続きます。
より柔らかい稚イカ
真夏を過ぎれば孵化した小さなイカが浜名湖の定置網にかかります。
新イカと呼ばれる稚イカはより柔らかく、真夏を過ぎた浜名湖の特産イカとして楽しめます。