遠州灘
舞阪漁港に水揚げされるトラフグは「遠州灘天然とらふぐ」のブランドを持つ全国から注目のトラフグです。
漁期は10月1日から翌年の2月末まで。
冬の舞阪を賑わします。
フグの仲間では最大に成長するトラフグは、美しい和紋を持っています。
500g以上が水揚げ対象となり、最大では7キロを越えるほどの大物を見ることがあります。
舞阪のトラフグは活フグとして遠く東京・大阪ほか、本場の下関などへも運ばれているブランドトラフグです。
トラフグ漁
遠州灘沿岸で行われるトラフグ漁は、全長5kmもの底はえ縄にエサを付けた600本もの枝バリを付けて沈め、巻き上げながら釣り揚げます。
トラフグは遠州灘の砂底に潜っていますが、目が悪くニオイに反応するため塩蔵した小さなアジなどを付けています。
冬の遠州灘は荒れが続き出漁できない日も多くありますが、腐ってニオイを立てるエサはトラフグの好物でもあります。
舞阪漁港はトラフグは育てる漁業に協力しています
舞阪で揚がる大型の親トラフグを優先して種苗施設のみなさんが買い付ける日があります。
この親トラフグを下田や御前崎にある施設で育て産卵させ、稚魚を育てて伊勢湾沖に放流します。
静岡県で唯一この事業に協力する舞阪で揚がった親かから産まれた稚魚は、育ちながら遠州灘にやってきて水揚げされています。